「肌が荒れている」ご相談を多く受けますが、その内訳は湿疹、化粧品かぶれ、日焼け後の炎症、にきびなど多くの疾患があります。

湿疹は外的因子と内的因子が絡み合って生じると考えられています。外的因子は、薬剤、花粉、ハウスダスト、細菌、真菌などが皮膚から侵入して炎症反応が引き起こされると考えられます。そして、健康状態や皮膚の状態（乾燥や発汗）、アレルギーの有無などの内的因子が互いに影響しあい、湿疹を形成します。かゆみを伴う湿疹はつい掻いてしまいがちですが、掻くことで炎症が生じてさらにかゆくなってしまうという悪循環に陥ってしまうことがよくあります。

湿疹の症状について

掻痒（かゆみ）、紅斑（赤み）、丘疹、小水疱、痂皮（かさぶた）、鱗屑（粉がふく）の症状があり、これらの一部であったり、すべてが出現したりさまざまです。ほとんどの場合、かゆみを伴います。

湿疹の治療について

外用薬（ステロイド剤、保湿剤）、必要に応じて内服薬（抗ヒスタミン薬）で治療します。